2018年から2020年まで連載された作品であり、映画まで公開される人気が出た『ノイズ』。
2年間しか連載されなかったにもかかわらず、映画化までされた事を踏まえるとかなりの人気があったと言っても過言じゃないでしょう。
そんな『ノイズ』ですが、映画と漫画である原作とが違うところがあるそうです。
どんな箇所に違いがあるのか、気になるところでしょう。
それにネタバレラストにも違いがあるそうですが、どんなところが違うのか深掘りしていきます。
本記事でわかること
- 『ノイズ』映画と原作の違いは?
- ネタバレラストが違う?
それではいってみましょう!
『ノイズ』映画と原作の違いは?
『ノイズ』は筒井哲也先生が手掛けた作品で、2年間で3巻もの単行本が発売されました。
非常に人気があった事から、映画化される事になったのでしょう。
まずは『ノイズ』の映画と原作の違いを紹介します。
大雑把にまとめるとご覧の通りです。
舞台が違う
1つ目は舞台が違う事です。
舞台は田舎の猪狩町ですが、映画では島。
鈴木睦雄のキャラ付け
2つ目は鈴木睦雄のキャラ付けです。
本来の睦雄は乱暴な雰囲気の男性ですが、映画では幼女が好きで感性も子供となっています。
真一郎の自殺
3つ目は真一郎の自殺です。
原作と映画共に自殺を行っていますが、原作では何とか無事で、映画では息を引き取っています。
圭太と妻の加奈の関係性
4つ目は圭太と妻の加奈の関係性です。
2人の関係性は原作ではほぼ離婚するんじゃないかという状態で、映画では普通に仲が良い夫婦。
作品のタッチ
5つ目は作品のタッチです。
原作では罪を犯した事に対して躊躇なく隠蔽を行う異質な感じとなっていますが、映画では普通に村での生活の苦しさを描いています。
キャラクターの性別の変化
6つ目はキャラクターの性別の変化です。
原作も映画も町長の庄司と刑事の青木が登場しますが、映画では女性となっています。
手首の改変
7つ目は手首の改変です。
圭太は睦雄に手首を噛まれ、原作では畠山に言及された時に猪にやられたと主張するも畠山はうっすら圭太が犯人だと気づいていました。
映画では噛まれたところに包帯が巻かれていたのです。
『ノイズ』のあらすじ
次は『ノイズ』のあらすじについて紹介していきます。
あらすじも原作と映画では違っているので、それぞれ紹介していきますね。
原作版
舞台は猪狩町。
主人公である泉圭太が運営する農園に、突如として鈴木睦雄が現れる。
睦雄がやってきた理由は農園の仕事を行いたいとの事でしたが、何処か言動がおかしいと感じた圭太は鈴木を採用する事はしませんでした。
その翌日に加奈と恵理奈が圭太に会いに行こうとしていて、その様子を仮設トイレで発見した陸雄は加奈に興味津々の様子。
その頃、鈴木賢司失踪事件担当の畠山は睦雄が猪狩町へと逃げたと言う情報を掴み、確認のために動き出しました。
一方、圭太達は色々な出来事が重なってしまった結果、睦雄を手にかけてしまったのです。
真一郎は前任の岡崎が村の為なら隠蔽もした事を知っていたので、今回の一件も隠蔽しようとしていました。
圭太は突如として聞こえたノイズに従うかのように、隠蔽を行う事に協力する事にしたのです。
しかし、隠蔽しようとする様子を庄吉にみられてしまいました。
映画版
猪狩島へと来た睦雄と賢治は、一先ず働くための場所を探すために泉農園へと向かいます。
しかしいきなり睦雄は賢治をベルトで締め付ける事で始末し、遺体は車の中に放置して泉農園へと出かけて行ったのです。
睦雄は無銭飲食を行うも、その光景を圭太達に発見されてしまい、彼らの声を無視して逃亡したのです。
それから睦雄は圭太の娘であり、庭でおままごとをしている恵理奈を見つけました。
圭太が家へと戻ると恵理奈が行方知れずとなっていて、純達と探していたら何故か恵理奈の三輪車に乗っている睦雄を見つけたのです。
事情を聴こうにも全然話にならない睦雄を手にかけた圭太達は隠蔽を行うことにし、そして行方が知れなかった恵理奈は近くのおじさんの家にいただけでした。
圭太達はその隠蔽の様子を庄吉に見つけられてしまったのです。
ネタバレラストが違う?
映画化された『ノイズ』ですが、出演者が非常に豪華で知られています。
藤原竜也さん、松山ケンイチさん、神木隆之介さん、黒木華さんを始めとした豪華俳優陣に加え、脇を固める俳優女優も豪華でした。
ネタバレラストが違う?
それではネタバレラストが違うのかについて調査しました。
調査した結果、違う事が判明しました。
ネタバレについては以下の通りです。
原作版のラスト
今回起こった事件の罪を一人で被る事に決めた圭太は、助役の遺体と一緒に純の家を焼く事にし、更に睦雄の遺体を自身の遺体へ偽装し、山の中へと姿を消しました。
岡崎も手を貸した事で、事件の真相は分からずじまいと言う結末となったのです。
純は圭太から結婚指輪を受け取っていたのもあり、加奈に対してプロポーズを行い、加奈も応じてくれました。
それに純は睦雄の携帯電話を富士の樹海付近に捨てる事で、圭太を捜索していた畠山の捜査を無理矢理中止に追い込んだのです。
事件から3年が経過し、純と加奈は平和に暮らしていましたが圭太の娘の恵理奈は純を拒絶していたのです。
そんな中、事件以降閑職に追いやられた畠山は純に対して問い詰め始め、偶然その話を聞いた恵理奈は圭太が山にいる事を知って向かうも崖から落ちてしまいました。
純達は捜索していくと、恵理奈と共に圭太が現れ、純と言葉を交わしたのです。
映画版のラスト
庄吉の葬儀最中、真一郎は畠山に圭太、純のDNAを得るように言われてしまいます。
そして畠山は町長助手の事情聴取の中で保存庫にある事を知り、動き出すも既にいちじく園に移動済みでした。
畠山は圭太の元へ向かい、問い詰めるのだがそんな中で真一郎は自らの命を絶ったのです。
圭太は虚偽の証言が保存されている携帯を手に入れようとするのだが、青木に止められてしまいます。
そうしたら庄司の携帯から圭太が一連の事件の犯人であると言う一斉メールが送信される事になったのです。
もうごまかしようが出来ないので圭太は全ての罪を被ることにし、純に加奈達の事を託します。
しかし睦雄の履歴書や一斉メールの一件が後に純の企みである事が明らかになったのです。
そして加奈は刑務所に向かって圭太に会い、純の事を考えてあげられなかった事を悔やみました。
その純は狩猟を行っていたのです。
『ノイズ』映画と原作の違いは?ネタバレラストが違う?まとめ
本記事では以下についてお伝えしました。
- 『ノイズ』映画と原作の違いは?
- ネタバレラストが違う?
『ノイズ』の映画と原作の違いは7つほど存在しています。
ネタバレラストは映画と原作では違う感じになっていて、原作の方がまだ救いがある感じとなっているのです。
どちらが良いと感じるかは、人それぞれかもしれません。