2023年で15周年となった長寿作品『夏目友人帳』
2023年7月の記念PVでは、アニメ第七期が発表されましたね。
それだけ人気なことがうかがえる作品ですが、原作の方は連載終了の噂がたっています。
作者が死亡の不穏なワードまででていました。
結論から申し上げると、
『夏目友人帳』の作者・緑川ゆき先生は死亡しておりませんし、連載終了もしておりません。
(2024年5月時点)
ここでは、『夏目友人帳』の作者が死亡したと言われた理由や、連載終了の理由について詳しくみていきます。
それではいってみましょう!
本記事でわかること
- 夏目友人帳の作者が死亡?
- 連載終了の理由で漫画は完結せず?
『夏目友人帳』作者死亡で連載終了?
作者死亡説は本当なのか?
結論から申し上げると、
夏目友人帳の作者・緑川ゆき先生は死亡しておりませんし、連載も終了もしていません!
公式Twitterも運用されてますし、
現在も月刊『LaLa』で好評連載中です。
何より、最新30巻が2023年9月に発売されています。
ここでは作者死亡説と連載終了と言われた理由ついて深掘りしていきます。
作者が死亡と言われた理由は?
作者死亡説が出てきたのでしょうか?
考えられる要因は3つありました。
- 作者死亡ではなくアニメ声優が死亡した
- 作者死亡ではなくファンの無事死亡投稿
- Googleの予測変換に表示された
それぞれ解説しますね。
理由①アニメ声優が死亡した
作者が死亡したのではなく、
アニメ『夏目友人帳』の
笹後役・声優の本多知恵子さんが死亡されていました。
他にも、露神役の声優・青野武さんが死亡されています。
この一件で、作者が死亡したのではないか?と、勘違いされた方がいたと考えられますね。
理由②作者死亡ではなくファンの無事死亡投稿
SNSで調べてみると、作者死亡ではなく、
ファンの「無事死亡」投稿がかなり多いことがわかりました。
いわゆるオタク用語になると思いますが、
『夏目友人帳』の連載20周年記念を知り、
「もうそんなに経つの?」という意味も込めたコメントで無事死亡投稿をされているファンが多かったですね。
夏目友人帳の原作が20周年、アニメが15周年ですからね。
無事死亡と呟きたくもなりますよ。
他にも、作品を漫画やアニメで視聴して、『夏目友人帳』の素晴らしさに気づいた方が無事死亡と呟いていました。
中には、ちゃんと読まないと「作者が死亡したの?」と勘違いしそうな投稿もあったので、
この無事死亡投稿も要因の一つである可能性が高いですね。
理由③Googleの予測変換に表示された
上記2つなどの理由から、
「作者死亡」説を聞いた一部ファンが
確認する
「作者死亡」と検索し、
予測変換にも表示される
予測変換を見たユーザーが
「えっ!本当に作者死亡してるの?」
「アニメ化は?」と不安になり、
さらに検索される
こんな循環が発生しているようですね。
『夏目友人帳』作者の基本情報
項目 | 情報 |
---|---|
名前 | 緑川 ゆき |
生年月日 | 1976年5月23日 |
出身・居住地 | 熊本県 |
血液型 | B型 |
現在の連載 | 『夏目友人帳』 2024年5月現在『月刊LaLa』にて連載中 |
初掲載作品 | 『花泥棒』(1998年、『LaLa DX』5月号)、『あかく咲く声』2巻に収録 |
その他の作品 | 『蛍火の杜へ』(2002年、『LaLa DX』)、2011年に映画化 |
受賞歴 | 第74回LMSベストルーキー賞 第18回LMGフレッシュデビュー賞 第25回白泉社アテナ新人大賞デビュー優秀者賞など |
2007年9月号から月刊『LaLa』で連載を開始。
2022年1月時点で国内累計発行部数は1600万部を突破している人気漫画となっています。
アニメ化も何度もされており、2023年7月の15周年PVでは、
実に6年ぶりとなるアニメ第七期が発表されましたよね。
『夏目友人帳』連載終了と言われた理由は?
連載中なのになぜ終了と言われたり、作者が死亡と噂されたのでしょうか。
主に考えられる要因は5つです。
- 連載頻度の低さ
- 単行本の発売が遅くなった
- スピンオフ漫画が完結した
- 新作の読み切りが掲載された
- SNSで噂の確認をしたため
それぞれ解説しますね。
理由①掲載頻度の低さ
連載終了と言われたる理由の1つは、
連載頻度の低さにあると考えます。
夏目友人帳は、2ヶ月に1回の隔月連載です。
月刊で連載しているのに珍しいですよね。
もともと緑川ゆき先生は、隔月刊少女漫画雑誌「LaLa DX」所属で、
月刊『LaLa』へ移籍した経歴があります。
物語や作画のクオリティを維持するためにも、
隔月のままにした可能性が高いですね。
隔月を知らない新しい読者が「終了したの?」「もしかして作者死亡?」と考えたのかもしれません。
理由②単行本の発売も遅くなった
連載が毎月から隔月になったので当然、単行本の発売頻度も下がりますよね。
隔月になっていることを知らなかった単行本派の方々が、
連載終了と思った可能性はありますね。
単行本発売の間隔は約9ヶ月となっています。
月刊誌の中でも極めて発売が遅いことから連載が終了したと思ったのかもしれませんね。
理由③新作の読み切りを掲載したから
夏目友人帳が連載中にも関わらず、2020年『LaLa』6月号にて、
新作読み切り「啼かない鳥の帰る樹は」が掲載されました。
これがきっかけとなり、夏目友人帳の連載は終了になったの?と不安になった読者がいたのかもしれませんね。
緑川ゆき先生は、映画化もされた「蛍火の杜へ」などの短編集も書かれています。
連載中にも関わらず、そういった短編集が掲載されると「連載終了したの?」と
不安に思う方もいるのでしょうね。
理由④スピンオフ漫画が完結した
4つ目の理由としては、
スピンオフ漫画『ニャンコ先生が行く!』
(全5巻)の完結です。
スピンオフ漫画『ニャンコ先生が行く!』は、
ウェブコミック配信サイト「マンガPark」にて、
2013年11月22日〜2019年10月29日まで連載されていました。
このスピンオフ漫画が連載終了したことで、本編が完結したのではないかと噂されたのだと考えられます。
理由⑤SNSで噂の確認をしたため
ネット上で「作者死亡」「連載終了」と表示されるため、SNS上で確認をとったファンがいました。
そこから「連載終了」のワードだけが一人歩きしてしまい、SNSでも一時期話題になったようですね。
『夏目友人帳』あらすじ
夏目貴志は幼い頃から普通の人には見えない妖(あやかし)を見たり声を聴く特別な能力を持ちながら、両親を失い孤独な日々を送っていた。
彼は父方の親戚に引き取られるものの、その特殊な能力ゆえに「うそつき」「薄気味悪い」と扱われ、
親戚の家を転々をしていたが、遠縁の藤原夫妻に引き取られる。
貴志は厄介者の自分を引き取った藤原夫妻の愛情に報いるため、自分の能力を隠しとおすと決めていた。
しかしある日、謎の妖怪に襲われた貴志は、祠に封じられた妖怪斑(まだら)の封印を解いてしまう。
斑は彼の母方の祖母である夏目レイコであり、貴志はレイコの遺品の中から「友人帳」と呼ばれる契約書の束を見つける。
友人帳は貴志と同じく妖怪が見える力を持ち、レイコが妖怪たちと交わした契約を集めたものだった。
噂によれば、友人帳は多くの妖怪を従える力を持つ宝物とされていた。
しかし、貴志は友人帳を奪おうとする斑との約束を交わし、代わりに斑を自分の用心棒として迎える。
斑は依り代の招き猫と強く結びついており、普通の人間には「頭の大きな猫」に見えるため、
ニャンコ先生という名前で呼ばれるようになる。
貴志とニャンコ先生は、様々な妖怪たちと出会い、
友人帳から名を取り戻そうとする者、奪おうとする者、貴志を喰らおうとする者、
そして夏目レイコの復活を望む者たちと交流する。
これらの妖怪たちとのつながりは単なる主従関係ではなく、レイコと彼らとの想い出の数々を通じて深い意味を持っていた。
貴志はレイコとの唯一の繋がりであり、友人帳を持つ妖怪たちにとっては命のようなものを扱う責任を感じるようになる。
貴志はレイコと同じく異なる力と理解されることから生じる孤独を経験しながらも、
彼女が失った「大切な人たちとの繋がり」を得る。
彼は藤原夫妻や友人たちとともに「大切なもの」を守るため、ニャンコ先生と共に日々奮闘するのであった。
『夏目友人帳』漫画は完結するの?
結論から言うと、夏目友人帳は完結していません。
現在も月刊『LaLa』で好評連載中です。
単行本は30巻まで発売中です。
ここでは『夏目友人帳』はちゃんと完結するのか調べてみました。
完結はいつ?
完結はまだまだ先になると考えます。
少なくともあと5年は連載されるのではないでしょうか。
最新29巻では、ようやく名取家の秘密が明かされる内容となっています。
基本1話完結型の作品なので、終わらせようと思えばいつでもできる可能性はありますよね。
ただ、妖怪たちの名前を最近は、あまり返していないイメージなので、
どう完結させるのかとても気になりますね。
アニメ7期は何巻から?
2024年秋アニメとして、
『夏目友人帳』アニメ7期が発表となりましたが、
原作何巻からのエピソードになるのでしょうか?
アニメ7期は原作21巻から
アニメ7期で放送される内容は、原作21巻のエピソードからになると考察します。
アニメ6期は原作20巻までのエピソードで構成されていました。
7期の主に21巻からの内容から始まりと思いますね。
放送されていないエピソードがある
夏目友人帳は1話完結型のお話が多いので、アニメではかなりバラバラに放送されています。
しかし、バラバラに放送されているだけで、漫画の内容を忠実に再現しています。
アニメ7期は原作21巻からと考察しましたが、その20巻以前の一部エピソードは、まだアニメ未放送です。
- 16巻収録:特別編:徒花の住み処
- 18巻:71話「出来ることの章」
- 19巻:77話「二つの輪の章」
- 20巻:80話「とおかんやの章」
81話「いつかの庭の章」
上記のエピソードは、まだアニメ未放送のため、7期で放送される可能性が高いですね。
アニメの続きからが気になる方は、21巻から読むことをおすすめします。
夏目友人帳の作者が死亡?連載終了の理由で漫画は完結せず?のまとめ
本記事では以下についてお伝えしました。
- 夏目友人帳の作者が死亡?
- 連載終了の理由で漫画は完結せず?
2023年7月にはアニメ第七期が発表されて夏目友人帳。
連載終了の噂もありましたが、終了していませんでしたね。
終了したと言われた理由は、
- 連載頻度の少なさ
- 連載中にも関わらず読み切りが掲載された
- 単行本の発売間隔が遅いこと
が要因だと考えられますね。
作者死亡説については、誤情報でしたね。
作者死亡と言われた理由は、
- 作者死亡ではなくアニメ声優が死亡した
- 作者死亡ではなくファンの無事死亡投稿
アニメ声優の方が死亡したことで、
作者が死亡したと勘違いされた方がいたようですね。
作者も死亡されていないので、おそらく完結はまだまだ先となることでしょうが、
アニメでも新シリーズが決定したのでまだまだ続きそうですよね。